膀胱炎
どんな病気?
膀胱炎は、外陰部から膀胱内に細菌が進入し、増殖したときにおこります。症状は、排尿終末時の痛み・残尿感・頻尿・血尿が典型的です。一般的に膀胱炎では、高熱は出ません。女性は一生に何回かは膀胱炎を起こすといわれています。尿道が男性に比べて短く、細菌が入りやすいためです。特に珍しい病気ではありません。
検査の方法
診断は尿の検査で出来ます。白血球や赤血球や細菌が尿に混じっているかを確認します。
治療の方法
治療は抗生剤の内服です。薬が合えば、内服後速やかに症状は改善していきます。通常5日程度の内服で細菌はいなくなります。疲れやストレスで免疫力が低下している場合や飲水量が少なく、排尿に行く回数が少ない場合に膀胱炎は起こりやすくなります。薬を内服しても治らない場合や膀胱炎を繰り返す場合は、膀胱に病気が隠れていることがあり、精密検査が必要になります。膀胱結石や膀胱癌、排尿障害がないかなど調べる必要があります。