尿道狭窄
どんな病気?
尿道の外傷や炎症などで尿道に傷がついた後、治癒の過程で尿道粘膜が繊維化し、尿道径が狭窄する疾患のことを言います。
尿がうまく出せなくなり、尿閉や尿路感染を起こすことがあります。
検査の方法
尿が出なくなって尿道カテーテルを留置する際に尿道狭窄と診断がされることが多いです。
検査としては膀胱鏡や尿道造影を行います。
治療の方法
軽度であれば、金属の棒状の道具を尿道に挿入して、狭窄部を拡張する尿道ブジーを外来で行います。
根治的な治療法としては経尿道的治療と尿道形成術があります。1か所で短い狭窄であれば、経尿道的治療が可能ですが、再発する場合や狭窄が長い場合は尿道形成術が必要となります。