骨盤底筋体操
頻尿や尿漏れなど、尿トラブルの原因は様々ですが、多くは骨盤底筋の衰えから起こります。でも大丈夫 骨盤底筋も筋肉の一種ですから、他の筋肉と同じように鍛えることができます。
今回は、いつでもどこでも簡単にできる骨盤底筋体操をご紹介します。スタイルの改善にも効果があるので、ぜひチャレンジしてみてください。ところで骨盤底筋とは、どういったものでしょうか。椅子に腰掛けて、両手のひらを上にしてお尻の下に置くと、指に固い骨(坐骨結節)が当る感触があります。その骨と骨の間にあるのが骨盤底筋です。どのあたりにあるのか一度確認して、体操を行なうときに意識して動かしていきましょう。骨盤底筋は、名前の通り骨盤の底にあり、膀胱や子宮、直腸など骨盤内の臓器が下がっていかないように、ハンモック状に支えています。その筋肉が弱まると、尿漏れが起きたり、骨盤内の臓器が膣に向かって下がってきます。(骨盤臓器脱)これを防ぐためにも、骨盤底筋体操でしっかりと予防していきましょう。
やり方は簡単です。肛門と膣付近の筋肉を、息を吸いながらギュッと引き締めたり、息を吐きながら緩めたりを繰り返して10回1セットで行ないます。このとき、正しい姿勢で腹式呼吸を意識してみてください。この体操の良いところは、時間や場所を問わずできること。例えば、歯磨きをしているときや、洗濯物をたたむとき、お風呂に浸かりながらや、就寝時に横になったタイミングなど、生活の中に取り入れて、気がついたときにやってみましょう。習慣にしてしまうのが長く続けるコツです。他の筋肉と同様、急には強くなりません。続けることが大切です。また、骨盤底筋が弱まり、臓器が下がってくると、自然とポッコリお腹になってしまいます。ですから、骨盤底筋を鍛えることで、ポッコリお腹の改善も期待できるのです。女性だけでなく男性にもオススメです。今日からさっそく続けてみてください。