尿路結石
どんな病気?
腎臓や尿管、膀胱など尿の通り道にできる結石を尿路結石といいます。結石の場所により「腎結石」「尿管結石」「膀胱結石」「尿道結石」と呼ばれます。腎臓から動かない場合はあまり症状が出ませんが、腎臓から出て尿の通り道(尿管)に詰まると、尿が流れなくなり腎盂内部の圧力が高まって痛みを生じます。典型的な症状は、疝痛発作という腰背部から下腹部への激痛や血尿です。腎盂腎炎を併発すると高熱が出ることがあり、重篤化する危険性があります。結石が下降してくると頻尿や残尿感など膀胱の症状を伴う場合もあります。
検査の方法
まず結石の大きさや場所を尿検査・レントゲン検査・エコー検査などで調べます。エコーやレントゲンで結石が不明な場合はCT検査を行います。
治療の方法
腎臓内の結石で、無症状で尿の通過障害を起こしていない場合は、経過観察を行う場合もあります。
また、症状があっても、5ミリ以下の小さな結石の場合は、自然に排出されることが多いため、石を出しやすくする飲み薬と痛み止めを使って出るのを待ちます。小さくても痛みが強い場合や自然に排出するのが難しい大きな結石は、手術を行ないます。
手術には以下の方法があります。